動画でわかる痔の日帰り手術
当院の肛門診療の特徴
当院では、女性医師が診察から診断、治療を一貫して担当します。
痔に代表される肛門の病気の治療となると、「恥ずかしい」というお気持ちが先行してしまうことがありますが、放置していると排便がいつまでも辛かったり、症状がさらに悪化したりと、QOLの低下を引き起こします。また早期に受診することで、手術を回避し保存的治療で治せる可能性も高くなります。
女性患者様でも安心して受診できる、「自分自身が受けたい治療」を提供して参りますので、どうぞお気軽にご相談ください。
このようなお悩みはありませんか?
- 便秘、下痢などの排便障害
- 切れ痔を繰り返している
- 長時間のデスクワークでお尻が痛い
- 激しい運動で肛門まわりの皮膚が擦れる
- お尻から膿が出る、血便
- 炎症性腸疾患を原因とする肛門周囲膿瘍がある
当院の肛門科の特徴
①女性医師による診察と診断・治療
女性医師によるプライバシーに配慮した診察と診断・治療を行っております。男性医師の診療には抵抗があるという女性患者様も、安心してご相談ください。
②土日も診療可能
土日も10~18時の診療を行っておりますので、平日がお忙しいという方でも通いやすくなっております。平日も18時まで(金曜日は20時まで)診療します。
③心斎橋駅徒歩1分
大阪メトロ御堂筋線「心斎橋駅」から徒歩1分の好立地です。お仕事帰り、ショッピングのついでなどにもお立ち寄りいただけます。
当院で治療を行う肛門の病気
肛門周囲膿瘍
「肛門周囲膿瘍」とは、肛門のまわりに膿が溜まってしまう病気です。放置していると、進行して肛門まわりの皮膚へとつながるトンネルを形成する「痔瘻」を発症することがあります。
症状
膿瘍が浅ければ痛みが強く、深ければ痛みが鈍くなる傾向があります。また痛みが、腰痛のように感じられることもあります。
- 肛門周囲の赤い腫れ
- 肛門周囲の痛み
- 膿が出てくる
原因
下痢や軟便の時、あるいは温水洗浄便座を使用する時などに、肛門の中のくぼみに細菌が感染することが直接の原因となります。
特に、風邪や多量飲酒などによって免疫力が低下している時に発症することが多くなります。また、クローン病や潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患が原因になることもあります。
治療
治療では、膿瘍を切開して膿を出します。
また再発防止のためには、下痢や軟便を改善しておくことも大切です。必要に応じて、整腸剤など薬の処方、食事療法を行います。
いぼ痔
いぼ痔とは、肛門にいぼ状の腫れができる病気です。
直腸粘膜と肛門上皮の境目のことを歯状線と言いますが、この歯状線の内側にできるものを内痔核、外側にできるものを外痔核と呼びます。
内痔核も外痔核も、排便時にいきむ習慣、長時間のデスクワークなど、肛門への慢性的な負荷を原因として発症します。便秘の方は便が硬くいきむことが多いため、特に注意が必要です。
内痔核について
症状
歯状線の内側、直腸粘膜に発生するいぼ痔です。粘膜には知覚神経がないためほとんど痛みはありません。突然の出血、いぼ痔の脱出(肛門からいぼが出ること)によって気づくケースがほとんどです。脱出は初め排便時のみですが、最終的には常に脱出し元に戻らなくなり、そうなると激しい痛みを伴います。
代表的な症状
- 初期にはほぼ痛みはないが、悪化すると激しく痛む
- 排便時の出血
- 肛門からのいぼの脱出
Goligher分類
いぼ痔は、その進行に応じて、1度~4度に分類されます。
1度 | ・いぼの脱出はない ・痛みがない ・排便の際に出血することがある |
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2度 | ・排便時にいぼが脱出するが、その後自然に元に戻る ・痛みが伴うことがある ・排便時に出血することがある |
3度 | ・排便時にいぼが脱出するが、その後自然に元に戻る ・痛みが伴うことがある ・排便時に出血することがある |
4度 | ・いぼが常に脱出しており、押し込もうとしても元に戻らない ・いぼが肛門括約筋に締め付けられる(嵌頓痔核) ・常に激しい痛みがある |
外痔核について
症状
歯状線の外側にできるいぼ痔です。内痔核とは違い、初期から強い痛みを伴います。血栓が生じ、急激に大きくなるものもあります(血栓性外痔核)。
また、便、トイレットペーパー、下着などと擦れ、出血を起こすことがあります。
代表的な症状
・強い痛み
・腫れ
・出血
いぼ痔の治療方法
ジオン注射(ALTA療法)
“脱出を伴わない内痔核”に有効となる保存的治療です。
注射によって内痔核の血流を減らすことでいぼを縮小させます。痛みもなく、日帰りで受けられます。お仕事や家事などに翌日から復帰できますが、手術と比べるとやや再発率が高くなります(10%程度)。
結紮切除術
いぼ痔の根本的な治療となる手術です。内痔核・外痔核のいずれにも有効です。
いぼの外側を切除するとともに、根元を縛ることで切り取ります。再発が少ないという大きなメリットがありますが、術後の痛み・出血リスクを伴います。
ジオン注射と結紮切除術
内痔核と外痔核を合併している「内外痔核」に有効となる、ジオン注射と手術を組み合わせた方法です。
内痔核についてはジオン注射で、外痔核については結紮切除術で対応するという、ハイブリッド治療となります。